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膝掛
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ひざか
ふりがな文庫
“
膝掛
(
ひざか
)” の例文
膝
(
ひざ
)
の上に乗せた
土産
(
みやげ
)
のおもちゃや小さな帽子などをやきもきしながらひねり回したり、
膝掛
(
ひざか
)
けの厚い
地
(
じ
)
をぎゅっと握り締めたりして
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
鉄さんは景気よく根太のつくろいをして、戸棚の中に敷いていた
花莚
(
はなむしろ
)
をおき、松さんは
膝掛
(
ひざか
)
けを敷いて祖母とあたしのいるところをつくった。
旧聞日本橋:03 蕎麦屋の利久
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
(
椅子
(
いす
)
から
格子縞
(
こうしじま
)
の
膝掛
(
ひざか
)
けを取る)これは飛びきり極上の
羅紗
(
ラシャ
)
でございます、これをお売りいたします……(振ってみせる)買いたい方はありませんか?
桜の園
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
けれども
鞄
(
カバン
)
膝掛
(
ひざか
)
けその他いっさいの手荷物はすでに宿屋の番頭が始末をして、ちゃんと列車内に運び込んであったので、彼はただ
手持
(
ても
)
ち
無沙汰
(
ぶさた
)
にプラットフォームの上に立っていた。
手紙
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そしていきなりそこに待ち合わしていた人力車の上の
膝掛
(
ひざか
)
けをはぐって、
蹴込
(
けこ
)
みに打ち付けてある鑑札にしっかり目を通しておいて
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
▼ もっと見る
ヤーシャが、
膝掛
(
ひざか
)
けと旅行用の信玄袋を持って登場。
桜の園
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
といいながら、
羽被
(
はっぴ
)
の紺の
香
(
にお
)
いの高くするさっきの車夫が、薄い
大柄
(
おおがら
)
なセルの
膝掛
(
ひざか
)
けを肩にかけたままあわてたように追いかけて来て、オリーヴ色の絹ハンケチに包んだ小さな物を渡そうとした。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
膝
常用漢字
中学
部首:⾁
15画
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“膝”で始まる語句
膝
膝頭
膝行
膝下
膝行袴
膝元
膝栗毛
膝小僧
膝許
膝節