“ひざか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
日盛80.8%
膝掛19.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、あつ日盛ひざかりには、らくらしているような人々ひとびとは、みんな昼寝ひるねをしている時分じぶんにも、はたけこえをかけてやりました。
大根とダイヤモンドの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
すなわち日盛ひざかりの意味だったのをわすれて、昼寝をヒノツリといい、八朔の日をヒノツリの取上げという人さえあった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
椅子いすから格子縞こうしじま膝掛ひざかけを取る)これは飛びきり極上の羅紗ラシャでございます、これをお売りいたします……(振ってみせる)買いたい方はありませんか?
桜の園 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
けれどもカバン膝掛ひざかけその他いっさいの手荷物はすでに宿屋の番頭が始末をして、ちゃんと列車内に運び込んであったので、彼はただ手持ても無沙汰ぶさたにプラットフォームの上に立っていた。
手紙 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)