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腹慰
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はらい
ふりがな文庫
“
腹慰
(
はらい
)” の例文
毎年の元旦に玄関で
平突張
(
へいつくば
)
らせられた
忌々
(
いまいま
)
しさの
腹慰
(
はらい
)
せが
漸
(
やっ
)
とこさと出来て、
溜飲
(
りゅういん
)
が
下
(
さが
)
ったようなイイ気持がしたと
嬉
(
うれ
)
しがった。
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
彼は其の
腹慰
(
はらい
)
せであるかの如く、何処からかまだ子供々々した
牝犬
(
めいぬ
)
を主人の家に連れ込んだ。如何に犬好きの家でも、牝犬二匹は厄介である。主人は度々牝犬を捨てたが、直ぐ
舞戻
(
まいもど
)
って来た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
私の煩悶して苦むのは何となく友人等の
所為
(
せい
)
のように思われる。で、責めてもの
腹慰
(
はらい
)
せに、薄志の弱行のと口を極めて友人等の公然の堕落を
罵
(
ののし
)
って、
而
(
そう
)
して私は独り超然として、
内々
(
ないない
)
で堕落していた。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
腹
常用漢字
小6
部首:⾁
13画
慰
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
“腹”で始まる語句
腹
腹這
腹立
腹癒
腹掛
腹痛
腹鼓
腹匍
腹部
腹背