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脈絡
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みゃくらく
ふりがな文庫
“
脈絡
(
みゃくらく
)” の例文
であるからわれわれは、近い
左右前後
(
さゆうぜんご
)
はいつでもあいまいであるけれど、遠い前後と
広
(
ひろ
)
い
周囲
(
しゅうい
)
には、やや
脈絡
(
みゃくらく
)
と
統一
(
とういつ
)
がある。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
しかし全国との
脈絡
(
みゃくらく
)
を取る海路として、西の泉州堺は、足利方におさえられていたので、吉野経営には、この伊勢ノ大湊ただ一つが、無二の生命線だった。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もちろん
生態
(
せいたい
)
の変化には何の
脈絡
(
みゃくらく
)
もなく、どこか間がぬけたところがあるかと思うと、まるで子供とは思われぬような、だしぬけに一変する
微妙
(
びみょう
)
な神経の動きにドギマギすることがあった。
親馬鹿入堂記
(新字新仮名)
/
尾崎士郎
(著)
相変らず、
脈絡
(
みゃくらく
)
のない事を言いながら、飛び込んで来る八五郎でした。
銭形平次捕物控:227 怪盗系図
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
もとより、ほんの小城にすぎないが、清洲と長島との
脈絡
(
みゃくらく
)
を中断するには、いかにも
邪魔
(
じゃま
)
な地点にある。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
その
脈絡
(
みゃくらく
)
のていどや
統一
(
とういつ
)
の
範囲
(
はんい
)
は、もうすこしたってみねばわからぬが、とにかく一
部
(
ぶ
)
の
脈絡
(
みゃくらく
)
と
統一
(
とういつ
)
とはじゅうぶんみとめることができる。みょうな変人があったものだ。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
“脈絡”の意味
《名詞》
(東洋医学)動脈と静脈の総称。血管。
一貫したすじみち。道理。
(出典:Wiktionary)
脈
常用漢字
小5
部首:⾁
10画
絡
常用漢字
中学
部首:⽷
12画
“脈”で始まる語句
脈搏
脈
脈管
脈々
脈処
脈所
脈膊
脈打
脈摶
脈拍