“脇門”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わきもん80.0%
こもん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭領かしら、いよいよ不審な男です。どうしても立ち帰りません。のみか、いつの間にやら、脇門わきもん
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二輌の車はいきほひよく走せて、やがて当夜の会場帝国ホテルにつき、電灯花瓦はながす昼をあざむき、紅灯こうとうくうにかゝり、晴がましきこと云ふばかりもなき表門をばぐるりと廻りて、脇門わきもんより入りぬ。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
と、その脇門こもんが内側から開いて、浮藻を抱いた小次郎と、桂子とが走り出して来、それを追って大勢の者が、雲でも涌くように涌き出して来た。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
脇門こもんでも破ってはいってみようか」
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)