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能吏
ふりがな文庫
“能吏”の読み方と例文
読み方
割合
のうり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のうり
(逆引き)
幕府の当途者及び
要衝
(
ようしょう
)
に立つ
能吏
(
のうり
)
は、彼が一方においては尊攘党の望を負い、他方においては英才賢明なるの
為人
(
ひととなり
)
を聞き、彼に思を属したり。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
一はその下僚の温良にして民に近き
能吏
(
のうり
)
多く、他は精刻
苛佻
(
かちょう
)
、
動
(
やや
)
もすれば
訐
(
けつ
)
以て直となし、察以て明となす
酷吏
(
こくり
)
多し。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
然
(
しか
)
れども四角四面、慣例格式の走りたる社会を活動せしむる
槓杆
(
こうかん
)
を求めば、
吾人
(
ごじん
)
は
猶予
(
ゆうよ
)
なく指を賄賂に屈せずんばあらず。
嘗
(
かつ
)
て藤田東湖が幕府の
能吏
(
のうり
)
矢部駿河守との対話を
記
(
しる
)
したるを見るに、曰く
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
能吏(のうり)の例文をもっと
(1作品)
見る
“能吏”の意味
《名詞》
有能な役人。但し、吏は事務処理を専らとする下級役人をさし、皮肉を込めた表現で敬意に欠く。
事務処理能力に長じた人物。
(出典:Wiktionary)
能
常用漢字
小5
部首:⾁
10画
吏
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
“能”で始まる語句
能
能登
能力
能々
能書
能代
能事
能弁
能美
能勢