かんがう)” の例文
これの事情をもってかんがうるに、今の成行きにて事変なければ格別なれども、万に一も世間に騒動そうどうを生じて、その余波近く旧藩地の隣傍に及ぶこともあらば
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ソレを三千枚写すと云うのであるから、合計して見ると中々大きな金高きんだかになって、おのずから書生の生活を助けて居ました。今日こんにちよりかんがうれば何でもない金のようだけれども、その時には決してそうでない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)