“美女（びじょ）” の例文

それ等（ら）の中（なか）には橘姫（たちばなひめ）よりも遥（はる）かに家柄（いえがら）の高（たか）いお方（かた）もあり、又（また）縹緻（きりょう）自慢（じまん）の、それはそれは艶麗（あでやか）な美女（びじょ）も居（い）ないのではないのでした。

小桜姫物語：03 小桜姫物語 (新字新仮名) ／ 浅野和三郎(著)

連獅子（れんじし）のあとを追って、というのをしおに、まだ我儘（わがまま）が言い足りず、話相手の欲しかったらしい美女（びじょ）に辞して、袂（たもと）を分ったが、獅子の飛ぶのに足の続くわけはない。

春昼後刻 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

一火をはじめ白袴（しろばかま）の門下（もんか）たちが、あたりの役人を押（お）しわけて前へすすんできたかと思うと、地上に気をうしなってたおれていた美女（びじょ）のからだを、てんぐるまにかつぎあげて

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

「はい、美女（びじょ）ヶ原（はら）と申します。」

薬草取 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

美女（びじょ）天（てん）に遊（あそ）ぶ

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

“美女（美人）”の解説

美人（びじん）または美女（びじょ）とは、主に人となりに優れ外見共に美しい女性をさす言葉とされる。別嬪（べっぴん）・麗人（れいじん）・佳人（かじん）とも呼ばれ、一般的にはきれい系・かわいい系・クール系・きれかわ系などともいう。男性に対して用いる際も美人と呼称される。しかし、一般的には美男子または美男、ハンサム（俗：イケメン）などという語意を用いられる事が社会的秩序となっている。
併記して、未成年者の場合に用いる場合は美少女と呼ばれるのが一般的であり、未成年者の少年に対しては美少年という。
(出典:Wikipedia)

美	常用漢字 小３ 部首:⽺ 9画
女	常用漢字 小１ 部首:⼥ 3画