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繩張
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なわば
ふりがな文庫
“
繩張
(
なわば
)” の例文
新字:
縄張
「
桜
(
さくら
)
の
木
(
き
)
が
弱
(
よわ
)
っているから、この
内
(
うち
)
へ
入
(
はい
)
ってはいけません。」と、
木
(
き
)
のまわりにさくを
造
(
つく
)
って
繩張
(
なわば
)
りをして、
札
(
ふだ
)
を
立
(
た
)
てました。
学校の桜の木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
始めから十七字の
繩張
(
なわば
)
りの中に
跼蹐
(
きょくせき
)
してもがいている人とでは比較にならない修辞上の幅員の差を示すであろう。
俳諧の本質的概論
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
あるところは
運上所
(
うんじょうしょ
)
(税関)を中心に
掘立小屋
(
ほったてごや
)
の並んだ新開の一区域であり、あるところは埋め立てと
繩張
(
なわば
)
りの始まったばかりのような畑と
田圃
(
たんぼ
)
の中である。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
神
(
かみ
)
さまは、
世界
(
せかい
)
をみんなのため、お
造
(
つく
)
りになったのだから、だれにもそんな
繩張
(
なわば
)
りをする
権利
(
けんり
)
なんかなかったのだ。
太陽と星の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そうしていわゆる「創作」と称する小説戯曲とは全然別の
繩張
(
なわば
)
り中に収容されているようである。
科学と文学
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
▼ もっと見る
映写の始まる前に観客席を見回していたら、中央に某外国人の一団が
繩張
(
なわば
)
りした特別席に陣取っていた。やがて、そこへ著名な日本の作曲家某氏夫妻がやって来てこの一団に仲間入りをした。
試験管
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
繩
部首:⽷
19画
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
“繩張”で始まる語句
繩張り
繩張内