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縋
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す
ふりがな文庫
“
縋
(
す
)” の例文
吾等が心情は已に
古物
(
こぶつ
)
となつた封建時代の音楽に取り
縋
(
す
)
がらうには余りに遠く掛け離れてしまつたし、と云つて
逸散
(
いつさん
)
に欧洲の音楽に
赴
(
おもむ
)
かんとすれば
黄昏の地中海
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
どうして
何時迄
(
いつまで
)
も過去を夢見て——あった日の貧弱な全盛に
縋
(
す
)
がって、
獅噛
(
しが
)
みついてなんかいるのだろう?
奥さんの家出
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「
酷
(
ひど
)
いワ、姉さん、からかつて」と、妹は白い眼して姉を
睨
(
にら
)
みつ、じつと身を寄せて
又
(
ま
)
た取り
縋
(
す
)
がり「ね、姉さん、松島
様
(
さん
)
の方にお
定
(
き
)
めなさいよ、
私
(
わたし
)
、松島さん大好きだわ、海軍大佐ですつてネ、 ...
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
二人とも嬉しそうに、左右からその首に
縋
(
す
)
がりつき
南極の怪事
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
縋
漢検1級
部首:⽷
16画
“縋”を含む語句
追縋
取縋
縋着
縋付
御縋
寄縋
飛縋
後縋
相縋