トップ
>
縋付
ふりがな文庫
“縋付”の読み方と例文
読み方
割合
すがりつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すがりつ
(逆引き)
宮はやにはに
蹶起
(
はねお
)
きて、立たんと為れば脚の
痛
(
いたみ
)
に
脆
(
もろ
)
くも倒れて
効無
(
かひな
)
きを、
漸
(
やうや
)
く
這寄
(
はひよ
)
りて貫一の脚に
縋付
(
すがりつ
)
き、声と涙とを争ひて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
今では御本丸へ出仕するような身分になっているのを幸い、是非にもと
縋付
(
すがりつ
)
いて
極
(
ごく
)
内々
(
ないない
)
に面会を請うた次第であった。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
また打上ぐる波に呑去られてはたまらずと、海賊の
巨魁
(
きょかい
)
が身を縛して死しいる大檣にシカと
縋付
(
すがりつ
)
いて眺むるに、
暗憺
(
あんたん
)
な海上には海坊主のごとく漂える幾多の怪物見ゆ眼を定めて見れば
南極の怪事
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
縋付(すがりつ)の例文をもっと
(4作品)
見る
縋
漢検1級
部首:⽷
16画
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“縋”で始まる語句
縋
縋着
“縋付”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
押川春浪
三遊亭円朝
永井荷風