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縁辺
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えんがわ
ふりがな文庫
“
縁辺
(
えんがわ
)” の例文
真蔵は銘仙の
褞袍
(
どてら
)
の上へ
兵古帯
(
へこおび
)
を巻きつけたまま
日射
(
ひあたり
)
の可い自分の書斎に
寝転
(
ねころ
)
んで新聞を読んでいたがお
午時
(
ひる
)
前になると退屈になり、書斎を出て
縁辺
(
えんがわ
)
をぶらぶら歩いていると
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
すると
少女
(
むすめ
)
は
身体
(
からだ
)
の具合が少し悪いと言って
鬱
(
ふさ
)
いで、奥の間に
独
(
ひとり
)
、つくねんと座っていましたが、低い声で唱歌をやっているのを僕は
縁辺
(
えんがわ
)
に腰をかけたまま
聴
(
き
)
いていました。
牛肉と馬鈴薯
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
縁辺
(
えんがわ
)
に席を与えて、まず麦湯一杯、それから一曲を所望した。
女難
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
“縁辺”の意味
《名詞》
国、地域の周縁部。
物のふち。周囲。
夫婦として縁組すること。
親戚など縁故のある人。
《動詞》
縁組する。
(出典:Wiktionary)
縁
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
辺
常用漢字
小4
部首:⾡
5画
“縁”で始まる語句
縁
縁側
縁起
縁日
縁端
縁先
縁故
縁喜
縁付
縁談