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緋塩瀬
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ひしおぜ
ふりがな文庫
“
緋塩瀬
(
ひしおぜ
)” の例文
美人は
軽
(
かろ
)
く会釈するとともに、その手は帯の間に入りぬ。小菊にて上包みせる
緋塩瀬
(
ひしおぜ
)
の紙入れを開きて、渠はむぞうさに半円銀貨を投げ出だせり。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
房の切れた、男物らしいのを細く巻いたが、左の袖口を、ト乳の上へしょんぼりと
捲
(
ま
)
き込んだ
袂
(
たもと
)
の下に、
利休形
(
りきゅうがた
)
の
煙草入
(
たばこいれ
)
の、裏の
緋塩瀬
(
ひしおぜ
)
ばかりが色めく、がそれも
褪
(
あ
)
せた。
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
公園の茶店に、一人
静
(
しずか
)
に憩いながら、
緋塩瀬
(
ひしおぜ
)
の
煙管筒
(
きせるづつ
)
の
結目
(
むすびめ
)
を解掛けつつ、
偶
(
ふ
)
と思った。……
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
公園の
茶店
(
ちゃみせ
)
に、一人
静
(
しずか
)
に
憩
(
いこ
)
ひながら、
緋塩瀬
(
ひしおぜ
)
の
煙管筒
(
きせるづつ
)
の
結目
(
むすびめ
)
を
解掛
(
ときか
)
けつゝ、
偶
(
ふ
)
と思つた。……
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
緋
漢検準1級
部首:⽷
14画
塩
常用漢字
小4
部首:⼟
13画
瀬
常用漢字
中学
部首:⽔
19画
“緋”で始まる語句
緋
緋縮緬
緋鯉
緋色
緋縅
緋鹿子
緋毛氈
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緋葉
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