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網雪洞
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あみぼんぼり
ふりがな文庫
“
網雪洞
(
あみぼんぼり
)” の例文
お坊主が、
網雪洞
(
あみぼんぼり
)
を
灯
(
つ
)
ける、
紙燭
(
ししょく
)
を広間へくばる。——だが、それすら今日に限って、なんとなく薄暗い気がしてならない。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もっと念を押そうと思うまに、法達はスススと本堂の畳を
摺
(
す
)
って、内陣の
暗
(
くら
)
やみから、一個の
網雪洞
(
あみぼんぼり
)
をとって、それへ明りを磨りつけている。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
網雪洞
(
あみぼんぼり
)
にほの暗く照らされた本丸から二の丸への廻廊を、何か、あわただしい声と
跫音
(
あしおと
)
とがなだれてくる。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
人がともして行った一個の
網雪洞
(
あみぼんぼり
)
が、
厨子
(
ずし
)
の
螺鈿
(
らでん
)
や古びた
金泥
(
きんでい
)
の物体を、メラ、メラと、あやしげに明滅させているのみで、法達の姿はどこへ行ったか見当りません。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
所々、ほの暗い
網雪洞
(
あみぼんぼり
)
のついている六間廊下を、面白そうにドンドン駆け出して行った次郎。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
それももう
網雪洞
(
あみぼんぼり
)
に廊下の暗い頃であった。
柳生月影抄
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
網
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
雪
常用漢字
小2
部首:⾬
11画
洞
常用漢字
中学
部首:⽔
9画
“網”で始まる語句
網
網代
網膜
網羅
網棚
網代笠
網代木
網走
網代車
網元