つづけ)” の例文
旧字:
其の虫の頭はつづけさまに動く。それは前に進んだり、後戻つたり、上つたり、下つたり、右へ行き、左へゆく。その間、唇から極く僅かづつの糸を出してゐる。
手を挙げて、二三度つづけざまにさしまねくと、あとの二人もひらひらと、高く手巾ハンケチるのが見えた。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)