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素湯
ふりがな文庫
“素湯”の読み方と例文
読み方
割合
さゆ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さゆ
(逆引き)
(同妻。)の
手巾
(
ハンケチ
)
の端を、湯呑に落して
素湯
(
さゆ
)
を
注
(
つ
)
いだ、が、なにも言わず、かぶりと飲むと、茶碗酒が得意の意気や、
吻
(
ほっ
)
と小さな息をした。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お種はいくらか
蒼
(
あお
)
ざめて見えた。お仙のすすめる
素湯
(
さゆ
)
を一口飲んで、両手を
膝
(
ひざ
)
の上に置きながら、頭を垂れた。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
こういう歌を大抵の人は、平凡である、稀薄である、
素湯
(
さゆ
)
を飲むようであると云うのであるが、その淡然たる声調の上に何処ともなく、情緒のにじみが潤い出て居る。
歌の潤い
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
素湯(さゆ)の例文をもっと
(9作品)
見る
素
常用漢字
小5
部首:⽷
10画
湯
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
“素”で始まる語句
素人
素
素直
素性
素振
素気
素朴
素足
素姓
素破
“素湯”のふりがなが多い著者
平野万里
柴田宵曲
三上於菟吉
作者不詳
伊藤左千夫
島崎藤村
泉鏡花
与謝野晶子