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素戔嗚尊
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すさのおのみこと
ふりがな文庫
“
素戔嗚尊
(
すさのおのみこと
)” の例文
神話に、天照大神が機を織っていたらば、
素戔嗚尊
(
すさのおのみこと
)
が暴れ込んで、馬の生皮を投げ込んで機を滅茶滅茶にしてしまったという插話がある。
私たちの建設
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
尾州一の宮の
神主
(
かんぬし
)
、代々鶏卵を食せず云々、
素戔嗚尊
(
すさのおのみこと
)
の烏の字を鳥に書きたる本を見しよりなり。熱田には
筍
(
たけのこ
)
を食わず、
日本武尊
(
やまとたけるのみこと
)
にて
座
(
ましま
)
す故となん云々。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
「駄目ですよ。その
勾玉
(
まがたま
)
は
素戔嗚尊
(
すさのおのみこと
)
が、ある人に渡してくれと云って、私に預けた品なのですから。」
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
恐れ多くも皇祖
彦火火出見尊
(
ひこほほでみのみこと
)
は、御自身
山幸彦
(
やまさちひこ
)
として鳥獣の狩猟に従事遊ばされたのであった。さらに遡って、
素戔嗚尊
(
すさのおのみこと
)
は、御自身天斑駒の皮をお剥ぎになったのである。
旃陀羅考:日蓮聖人はエタの子なりという事
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
日本には神代から和歌があって、それが神の
御裔
(
みすえ
)
の
帝
(
みかど
)
の廷に、絶えることなく承け継がれて来たという、昔ゆかしい信念であった。『古今集』の序にも和歌は
素戔嗚尊
(
すさのおのみこと
)
にはじまったと記している。
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
▼ もっと見る
それが
素戔嗚尊
(
すさのおのみこと
)
には腹も立てば同時にまた何となく嬉しいような心もちもした。彼は醜い顔をしかめながら、
故
(
ことさら
)
に彼等を
脅
(
おびやか
)
すべく、一層
不機嫌
(
ふきげん
)
らしい眼つきを見せた。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
大物主神は
素戔嗚尊
(
すさのおのみこと
)
が
脚摩乳
(
あしなつち
)
手摩乳
(
てなつち
)
夫妻の女を
娶
(
めと
)
って生んだ子とも
裔
(
すえ
)
ともいう(『日本紀』一)。この夫妻の名をかく書いたは
宛字
(
あてじ
)
で、『古事記』には足名椎手名椎に作る。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
「
素戔嗚尊
(
すさのおのみこと
)
がどうした事か、急に乱暴を始めたとか申す事でございますよ。」
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
素
常用漢字
小5
部首:⽷
10画
戔
漢検1級
部首:⼽
8画
嗚
漢検1級
部首:⼝
13画
尊
常用漢字
小6
部首:⼨
12画
“素戔嗚”で始まる語句
素戔嗚
素戔嗚命