紛擾ごた/\)” の例文
出來てから漸々やう/\半年位にしかならず、社も裏長屋みたいな所で、給料の支拂が何時でも翌月になるとか云ふ噂、職工共の紛擾ごた/\が珍しくなく、普通あたりまへの四頁の新聞だけれど
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
只だ御互に気を付けたいのは、斯様かやうなる紛擾ごた/\の時に真実、神の子らしく、基督キリストの信者らしく謙遜けんそん柔和にうわに、しゆの栄光をあわはすことです——私の名が永阪教会の名簿にると無いとは
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)