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純真
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じゅんしん
ふりがな文庫
“
純真
(
じゅんしん
)” の例文
旧字:
純眞
しかもけっして
既成
(
きせい
)
の
疲
(
つか
)
れた
宗教
(
しゅうきょう
)
や、
道徳
(
どうとく
)
の
残滓
(
ざんし
)
を、色あせた
仮面
(
かめん
)
によって
純真
(
じゅんしん
)
な
心意
(
しんい
)
の
所有者
(
しょゆうしゃ
)
たちに
欺
(
あざむ
)
き
与
(
あた
)
えんとするものではない。
『注文の多い料理店』新刊案内
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
だが、わしのトランクに関するかぎり、そのような
純真
(
じゅんしん
)
な算術は成り立たないのだよ。
忙
(
せわ
)
しいから説明をしていられないが、しかしこれは事実なんだ。
戦時旅行鞄:――金博士シリーズ・6――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
子
(
こ
)
どもを、すきなわけを
話
(
はな
)
そうかね。それは、どこへいっても、
子
(
こ
)
どもは、しょうじきで
純真
(
じゅんしん
)
だからさ。
春さきの朝のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
せめてあの
純真
(
じゅんしん
)
なおしどりの相愛するすがたをみていたならば不純な心がいくぶんでもなくなるかと思って、毎日ここにやってきてみつめていたのでございます。
おしどり
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
と
咲耶子
(
さくやこ
)
は、その
純真
(
じゅんしん
)
な
叫
(
さけ
)
びに、
魂
(
たましい
)
をつかまれてゆすぶられるように感じた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
けれども真正の恋心を感じはじめましたのはふたりが十五六歳になったころからでございました。それだとて早い恋ではございます。そのころは
純真
(
じゅんしん
)
な愛情をもってひたむきに女を愛しておりました。
おしどり
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
“純真”の意味
《名詞》
純 真 (じゅんしん)
心身の汚れていないこと。清らかなこと。
(出典:Wiktionary)
純
常用漢字
小6
部首:⽷
10画
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
“純真”で始まる語句
純真無垢