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糸遊
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いとゆう
ふりがな文庫
“
糸遊
(
いとゆう
)” の例文
旧字:
絲遊
林の一角、直線に断たれてその間から広い野が見える、
野良
(
のら
)
一面、
糸遊
(
いとゆう
)
上騰
(
じょうとう
)
して永くは見つめていられない。
武蔵野
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
水蒸気の作用か、それとも単に光線の作用か、いずれにしても春の日影のうららかな中に
立騰
(
たちの
)
ぼる気のような感じがするのである。和歌で
糸遊
(
いとゆう
)
というのもこれである。
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
そちこち
陽炎
(
かげろう
)
や、
糸遊
(
いとゆう
)
がたきしめた濃いたきもののように
靡
(
なび
)
くでしょう。
雲雀
(
ひばり
)
は鳴こうとしているんでしょう。
鶯
(
うぐいす
)
が、遠くの方で、低い
処
(
ところ
)
で、こちらにも里がある、楽しいよ、と鳴いています。
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
糸
常用漢字
小1
部首:⽷
6画
遊
常用漢字
小3
部首:⾡
12画
“糸”で始まる語句
糸
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