“粗樸”の読み方と例文
読み方割合
そぼく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予はフイイレンチエの偉人廟(パンテオン)であるサンタ・クロス寺(じ)の広場へ来てダンテの大石像を仰ぎ、寺内(じない)へ入(はひ)つてヂヨツトの筆に成る粗樸(そぼく)にして雄健(ゆうけん)な大壁画に見恍(みと)れた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
この風習も近年まで残っておったが、大阪のごとき大都市でも、商家で丁稚(でっち)・手代(てだい)を採用するに、比較的生活の相似たる市民の子弟を採らずして、なるべく粗樸(そぼく)の田舎者に目を付けた。
家の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
僕等は埃及(エヂプト)模様の粗樸(そぼく)な趣(おもむき)のある布(きれ)を数枚買つた。絵葉書屋へ入(はひ)ると奥まつた薄暗い一室(ひとま)へ客を連れ込んで極端な怪しい写真を売附けようとするので驚いて逃げ出した。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)