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粗樸
ふりがな文庫
“粗樸”の読み方と例文
読み方
割合
そぼく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そぼく
(逆引き)
予はフイイレンチエの
偉人廟
(
パンテオン
)
であるサンタ・クロス
寺
(
じ
)
の広場へ来てダンテの大石像を仰ぎ、
寺内
(
じない
)
へ
入
(
はひ
)
つてヂヨツトの筆に成る
粗樸
(
そぼく
)
にして
雄健
(
ゆうけん
)
な大壁画に
見恍
(
みと
)
れた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
この風習も近年まで残っておったが、大阪のごとき大都市でも、商家で
丁稚
(
でっち
)
・
手代
(
てだい
)
を採用するに、比較的生活の相似たる市民の子弟を採らずして、なるべく
粗樸
(
そぼく
)
の田舎者に目を付けた。
家の話
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
僕等は
埃及
(
エヂプト
)
模様の
粗樸
(
そぼく
)
な
趣
(
おもむき
)
のある
布
(
きれ
)
を数枚買つた。絵葉書屋へ
入
(
はひ
)
ると奥まつた薄暗い
一室
(
ひとま
)
へ客を連れ込んで極端な怪しい写真を売附けようとするので驚いて逃げ出した。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
粗樸(そぼく)の例文をもっと
(2作品)
見る
粗
常用漢字
中学
部首:⽶
11画
樸
漢検1級
部首:⽊
16画
“粗”で始まる語句
粗
粗忽
粗末
粗相
粗朶
粗笨
粗雑
粗略
粗漏
粗暴
“粗樸”のふりがなが多い著者
与謝野寛
柳田国男
与謝野晶子