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粗匆
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そそう
ふりがな文庫
“
粗匆
(
そそう
)” の例文
多分それが相当高価の
代物
(
しろもの
)
であったらしく、お神はいつもそれを言い出しては銀子の
粗匆
(
そそう
)
を
咎
(
とが
)
めるのだった。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「なお
参
(
まい
)
ってよく
粗匆
(
そそう
)
のないよう
注意
(
ちゅうい
)
いたせ。それから千人の
食事
(
しょくじ
)
のしたくを
申
(
もう
)
し
伝
(
つた
)
えてくれ」
四又の百合
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
諄
(
くど
)
くもいう通り、
甚
(
ひど
)
く温順い女で、少し
粗匆
(
そそう
)
でもすると顔の色を変えて
平謝
(
ひらあやま
)
りに謝まった。
二階から
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「じつはお出でを願おうかと思っておりました。看護婦がちょっと
粗匆
(
そそう
)
をしましたので、あれほど信用しておいでたのに、たいそう腹を立てて薬もいっさい飲まんと言っておいでるので……」
挿話
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
粗
常用漢字
中学
部首:⽶
11画
匆
漢検1級
部首:⼓
5画
“粗”で始まる語句
粗
粗忽
粗末
粗相
粗朶
粗笨
粗雑
粗略
粗漏
粗暴