トップ
>
箴
>
しん
ふりがな文庫
“
箴
(
しん
)” の例文
それが
箴
(
しん
)
をなしてというのではないが、もとより無理算段でやった仕事だけに、たった一万円のために川上座は高利貸の手に
奪
(
と
)
られなければならなかった。
マダム貞奴
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
この語は
箴
(
しん
)
をなした。三島由紀夫は終戰とともに、非情な「殺人者」として登場したからである。もつともこの正體を世間が認識するまでには、相當の時日を必要とした。
三島由紀夫:ナルシシスムの運命
(旧字旧仮名)
/
神西清
(著)
又
其
(
そ
)
の
克畏
(
こくい
)
の
箴
(
しん
)
を読めば、あゝ
皇
(
おお
)
いなる上帝、
衷
(
ちゅう
)
を人に
降
(
くだ
)
す、といえるより、其の
方
(
まさ
)
に
昏
(
くら
)
きに当ってや、
恬
(
てん
)
として
宜
(
よろ
)
しく
然
(
しか
)
るべしと
謂
(
い
)
うも、
中夜
(
ちゅうや
)
静かに思えば
夫
(
そ
)
れ
豈
(
あに
)
吾が天ならんや
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
觥籌
(
こうちゅう
)
又何ぞ数えんといいて、快楽主義者の如く、
希直
(
きちょく
)
は俗にして、
飲
(
いん
)
の
箴
(
しん
)
に、酒の
患
(
うれい
)
たる、
謹者
(
きんしゃ
)
をして
荒
(
すさ
)
み、荘者をして狂し、貴者をして
賤
(
いや
)
しく、
存者
(
そんしゃ
)
をして
亡
(
ほろ
)
ばしむ、といい、
酒巵
(
しゅし
)
の銘には
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
箴
漢検1級
部首:⽵
15画
“箴”を含む語句
箴言
佐藤箴
四箴
学箴
家人箴
箴銘
規箴
雑箴