竹笠たけがさ)” の例文
彼は一本の椰子の樹のこずえを見上げて、そのしずくの落ちない根元の砂上に竹笠たけがさを裏返しに置き、更にハンケチをその上に敷き
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
それは撞木杖しゅもくづえを左の脇の下にあてがって、頭には竹笠たけがさかぶって、身には盲目縞めくらじま筒袖つつそであわせ一枚ひっかけたきりで、風呂敷包を一つ首ねっこにゆわいつけて
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
亭の前の崖下がけした生洲いけすになっていて、竹笠たけがさかぶった邦人の客が五六人釣をしている。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)