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竹笊
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たけざる
ふりがな文庫
“
竹笊
(
たけざる
)” の例文
そこで、考えて、神田の亀井町には
竹笊
(
たけざる
)
を拵える家が並んでおりますから、
其所
(
そこ
)
へ行って
唐人笊
(
とうじんざる
)
を幾十個か買い込みました。
幕末維新懐古談:63 佐竹の原へ大仏を拵えたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
それで今一種のタマリという方法があって、味噌桶の中へ細長い
竹笊
(
たけざる
)
をさし入れておき、仏事の日などにはその筒形の中に溜ったものを汲み出して使ったのである。
食料名彙
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
その代に
采
(
さいころ
)
を出し「これを覚えなくつちやあいけねえ」といひ、しやがみて善太の持ち居る手遊の
竹笊
(
たけざる
)
に入れて伏せ「勝負」と声をかけ「二六の長よ」といひて笊を取る。
いがみの権太:(明治二十九年一月、明治座)
(新字旧仮名)
/
三木竹二
(著)
その他
編笠
(
あみがさ
)
の類や、
竹笊
(
たけざる
)
や
帚
(
ほうき
)
などにも、大変面白い形のものを見かけます。子供の
玩
(
もてあそ
)
ぶ太鼓にも珍らしい出来のがあり、また女の児が遊ぶ
手毬
(
てまり
)
にも美しいものを見かけます。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
浅ましくも
竹笊
(
たけざる
)
へ、
醜
(
みにく
)
い
茸
(
きのこ
)
のように入れたのが、ざっと二十もあるでしょう。
銭形平次捕物控:174 髷切り
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
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淺ましくも
竹笊
(
たけざる
)
へ、
醜
(
みにく
)
い
葺
(
きのこ
)
のやうに入れたのが、ざつと二十もあるでせう。
銭形平次捕物控:174 髷切り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
笊
漢検1級
部首:⽵
10画
“竹”で始まる語句
竹
竹藪
竹刀
竹竿
竹箒
竹生島
竹馬
竹籠
竹箆
竹林