端居はしゐ)” の例文
眞白髯かき垂るおいの、この姿ひと日もおちず、生めよえよよく番へとぞ、日あたりを冬はよろしみ、端居はしゐますかも。
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
君まさぬ端居はしゐやあまり数おほき星に夜寒をおぼえけるかな
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
真白髯かき垂るおいの、この姿ひと日もおちず、生めよえよよく番へとぞ、日あたりを冬はよろしみ、端居はしゐますかも。
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
旅のやど水に端居はしゐの僧の君をいみじと泣きぬ夏の夜の月
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
夕顔は端居はしゐの膳に見さだめて月より白し満ちひらきつつ
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
我が宿よ冬日ぬくとき端居はしゐには隣もよろし松の音して
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ぬくとさはえん端居はしゐ春日向はるひなたわれもたもとの鞠とりいだ
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)