“端切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はぎ40.0%
はしきれ40.0%
はぎれ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこには華手はでなモスリンの端切はぎれが乱雲の中に現われたにじのようにしっとり朝露にしめったままきたない馬力の上にしまい忘られていた。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
門内の人は門の間からカタの端切はしきれを示して「さあカタを」といってちょっと示したかと思うその瞬間に、じきに門内に引き入れてしまう。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
ぼったとは端切はぎれを縫い合せるもので、ぼろ布と端切さえあれば誰にでも出来る物であり、しかしどこの家でも主婦はそれぞれかせぎ口があるので、縫い賃が安ければ他人に頼むほうが
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)