端切はしきれ)” の例文
門内の人は門の間からカタの端切はしきれを示して「さあカタを」といってちょっと示したかと思うその瞬間に、じきに門内に引き入れてしまう。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
午後三時頃、スミス先生が、二ヤァドばかしのモスリンの端切はしきれを、針や指輪ゆびわと一緒に私に渡して、教室の靜かな隅つこの方へ引つぱつて行つて、このふちをとるようにと指圖さしづしてくれた時は嬉しかつた。
それは決して結ぶということはないので、その帯の先の織出おりだしの糸がふさのようになって居りまして、くるくると巻付けて端切はしきれを中へはさみ込んで置くのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)