童児こども)” の例文
旧字:童兒
人の心の不思議を知って居るものは、童児こどもの胸にも春のしずかゆうべを感ずることの、実際有り得ることをいなまぬだろうと思います。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
馬鹿にされて居ります、意気地の無い奴でござります、虚誕うそはなか/\申しませぬ、御上人様、大工は出来ます、大隅流おほすみりう童児こどもの時から、後藤立川二ツの流義も合点致して居りまする、せて
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
馬鹿にされております、意気地のないやつでござります、虚誕うそはなかなか申しませぬ、お上人様、大工はできます、大隅流おおすみりゅう童児こどもの時から、後藤ごとう立川たてかわ二ツの流義も合点がてん致しておりまする、させて
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)