立草臥たちくたび)” の例文
とびらはいると、無事ぶじであつた。おうらのまゝの彫像てうざうは、かげにちら/\とひとみうごいて、人待顔ひとまちがほ立草臥たちくたびれて、よこたさうにもえたのである。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)