かくま)” の例文
たづね出さん爲御邊を是までまねき申たり以前の好みを以て若彼の者共をかくまおきも致しなば早速さつそく相渡し申すべし此儀取隱とりかくし候はゞ其許の爲になるまじといふ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
便たよりて參り候はゞかくまひもいたすべけれども未だ手前てまへへは參り申さず主税之助方よりは昨日さくじつ尋ね參り候間右のむね
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見ては居られぬが私しの持前もちまへゆゑ是非ぜひなく彼の人々をかくまひしに相違さうゐ御座なく候何れ双方さうはうたゞしの上は明白に相分り申べく殊に只今の御用人中は非道ひだうの者共にて殿へ惡智慧わるぢゑ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)