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突端
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とっぱし
ふりがな文庫
“
突端
(
とっぱし
)” の例文
彼は屋上の
突端
(
とっぱし
)
へ出て、どこから出したのか、両手に真赤な小旗を持ち、まるで旗信号でもする様に、しきりとそれを打振っている。
黄金仮面
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「どの道貴下には御用はござりますまいなれど、
大崩壊
(
おおくずれ
)
の
突端
(
とっぱし
)
と
睨
(
にら
)
み合いに、出張っておりますあの
巌
(
いわ
)
を、」
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
昇って見れば、下から見た程危いこともなく、二人はその
突端
(
とっぱし
)
に立って、向う側の山に向って、大声に万歳を叫んだものだ。
白髪鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
なぜというに、いま、
樹立
(
こだち
)
の中を出ますと、高縁の
突端
(
とっぱし
)
に薄汚れたが
白綸子
(
しろりんず
)
の
大蒲団
(
おおぶとん
)
を敷込んで、柱を背中に、酒やけの胸はだけで、
大胡坐
(
おおあぐら
)
を
掻
(
か
)
いたのは
藪
(
やぶ
)
の中の大入道。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“突端”の意味
《名詞》
突き出たものの端。先端。
(出典:Wiktionary)
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
“突”で始まる語句
突
突然
突立
突込
突出
突飛
突如
突兀
突伏
突張