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空裏
ふりがな文庫
“空裏”の読み方と例文
読み方
割合
くうり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くうり
(逆引き)
今かりに大弾丸の
空裏
(
くうり
)
を飛ぶ様を写すとする。するとこれを見る
方
(
ほう
)
に二通りある。一は単に感覚的で、第一に述べたような場合に属する。
文芸の哲学的基礎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
沙翁
(
さおう
)
は指輪を種に幾多の
波瀾
(
はらん
)
を描いた。若い男と若い女を目に見えぬ
空裏
(
くうり
)
に
繋
(
つな
)
ぐものは恋である。恋をそのまま手にとらすものは指輪である。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
しんしんとして、
木蓮
(
もくれん
)
は
幾朶
(
いくだ
)
の
雲華
(
うんげ
)
を
空裏
(
くうり
)
に
擎
(
ささ
)
げている。
泬寥
(
けつりょう
)
たる
春夜
(
しゅんや
)
の
真中
(
まなか
)
に、和尚ははたと
掌
(
たなごころ
)
を
拍
(
う
)
つ。声は
風中
(
ふうちゅう
)
に死して一羽の鳩も下りぬ。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
空裏(くうり)の例文をもっと
(6作品)
見る
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
裏
常用漢字
小6
部首:⾐
13画
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