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穏
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おと
ふりがな文庫
“
穏
(
おと
)” の例文
旧字:
穩
それからお吉はまた、二人が余り
穏
(
おと
)
なしくして許りゐるので、店に行つて見るなり、
少許
(
すこし
)
街上
(
おもて
)
を歩いてみるなりしたら怎だと言つて
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
青大将にやまかがし、ないしは黒蛇または
蝮
(
まむし
)
、どんな
猛々
(
たけだけ
)
しい毒蛇でも、妾が使えば
穏
(
おと
)
なしくなり、自由自在に働きます。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
それよりも
穏
(
おと
)
なしく婆さんの手下になって働くんだね。
子をつれて
(新字新仮名)
/
葛西善蔵
(著)
一刻の前をも忘れ、一刻の後をも忘れて、
穏
(
おと
)
なしいお定は疲れてゐるのだ。たゞ疲れてゐるのだ。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
穏
常用漢字
中学
部首:⽲
16画
“穏”を含む語句
穏和
穏当
安穏
平穏
穏便
静穏
安穏寺
心穏
不穏
穏健
不穏当
穏田
穏顔
穏便沙汰
穏坊
穏子
穏密方
穏座
穏当人
穏戸
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