“種好”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅこう33.3%
しゅごう33.3%
しゆがう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三界六道さんがいろくどうの教主、十方最勝じっぽうさいしょう光明無量こうみょうむりょう三学無碍さんがくむげ億億衆生引導おくおくしゅじょういんどう能化のうげ南無大慈大悲なむだいじだいひ釈迦牟尼如来しゃかむににょらいも、三十二そう八十種好しゅこう御姿おすがたは、時代ごとにいろいろ御変りになった。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
其時、近々と仰ぎ奉った尊容、八十種好しゅごう具足した、とわれる其相好が、誰やらに似ている、と感じた。其がその時は、どうしても思い浮ばずにしまった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
あれからすぐ、大仏開眼かいげん供養が行はれたのであつた。其時、近々と仰ぎ奉つた尊容三十二種好しゆがう具足したと謂はれる其相好が、誰やらに似てゐると感じた。其がどうしても思ひ浮ばずにしまつた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)