たゝ)” の例文
旧字:
快刀乱麻を断つ如く判決し了った宮木裁判長の英断、正道を踏んで恐れざる神戸牧師の勇をたゝえ、尚被告の為めに献身的努力を惜まざりし能勢氏の労を多とすると共に
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
市中の評判は大抵同志に同情して、かへつて殺された横井の罪を責めると云ふ傾向を示した。柳田の沈黙がたゝへられる。同志のく秘密を守つて、形跡をくらましたのが驚歎せられる。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
恋愛は細微なる美術家とたゝへられたるギヨオテが企る事能はざる純潔なる宝玉なり。の雄邁にして輭優せんいうを兼ねたるダンテをして高天卑土に絶叫せしめたるも、其最大誘因は恋愛なり。
厭世詩家と女性 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)