“秘符”の読み方と例文
読み方割合
ひふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
霊廟れいびょうの土のおこりを落し、秘符ひふの威徳の鬼を追ふやう、立処たちどころに坊主の虫歯をいやしたはることながら、路々みちみち悪臭わるぐささの消えないばかりか、口中こうちゅうの臭気は、次第に持つ手をつたわつて
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
自分はこれからただちに水火の秘符ひふを持って美濃みのせきへ帰るが、ついてはこの二刀はもともとお前さまのお家の物、先生としちゃア文状もんじょうさえ手に入れれば夜泣きの刀には用はねえ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)