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秋蚕
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あきご
ふりがな文庫
“
秋蚕
(
あきご
)” の例文
旧字:
秋蠶
丁度、
秋蚕
(
あきご
)
の時分だし、畑の仕事もある。そこで、一文にもならないのならば、彼等は棄権する。二里も三里もを往って帰れば半日はつぶしてしまうからだ。
選挙漫談
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
殊に昨今は
秋蚕
(
あきご
)
の仕事が片附かないので家じゅうの
畳
(
たたみ
)
なども不断は全部
揚
(
あ
)
げてあるような訳だから、
突然
(
とつぜん
)
お客様が見えても、お通し申す座敷もないと云う始末、そんな事情で
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
彼方
(
かなた
)
よりも数々思ひ
出
(
いで
)
の
詞
(
ことば
)
うれしく見つる、それも過ぎては月に一二度の便り、はじめは三四度も有りけるを
後
(
のち
)
には一度の月あるを恨みしが、
秋蚕
(
あきご
)
のはきたてとかいへるに懸りしより、二月に一度
ゆく雲
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「
秋蚕
(
あきご
)
ですか、たくさん飼ったんですか」
紅黄録
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
秋
常用漢字
小2
部首:⽲
9画
蚕
常用漢字
小6
部首:⾍
10画
“秋”で始まる語句
秋
秋風
秋雨
秋海棠
秋波
秋日和
秋刀魚
秋草
秋霜
秋毫