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碓氷川
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うすいがわ
ふりがな文庫
“
碓氷川
(
うすいがわ
)” の例文
おおそうそう、
月参講
(
げっさんこう
)
の連中が大勢泊った日でしたなあ。御一緒に青い梅のなった樹の蔭を歩いて、あの時、ソラ
碓氷川
(
うすいがわ
)
で
清
(
い
)
い声がしましたろう。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
郵便局を出てから
碓氷川
(
うすいがわ
)
のほうへあるいた。——曇ったままにしてうす日がさして来た。
春深く
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
逗留客が散歩に出る。
芸妓
(
げいしゃ
)
が湯にゆく。白い鳩が
餌
(
え
)
をあさる。黒い燕が
往来
(
おうらい
)
中
(
なか
)
で宙返りを打つ。夜になると、蛙が鳴く。
梟
(
ふくろう
)
が鳴く。
門附
(
かどづけ
)
の芸人が来る。
碓氷川
(
うすいがわ
)
の
河鹿
(
かじか
)
はまだ鳴かない。
磯部の若葉
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
あの塩分の強い濁った
礦泉
(
こうせん
)
の中に浸りながら、
碓氷川
(
うすいがわ
)
の流れる音でも聞いて、遠い旅から疲れて帰って来た身も心をも休めたいという楽みがあった。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
逗留客が散歩に出る。
芸妓
(
げいしゃ
)
が湯にゆく。白い鳩が
餌
(
えさ
)
をあさる。黒い
燕
(
つばめ
)
が往来なかで宙返りを打つ。夜になると、蛙が鳴く、
梟
(
ふくろう
)
が鳴く。
門付
(
かどづ
)
けの芸人が来る。
碓氷川
(
うすいがわ
)
の
河鹿
(
かじか
)
はまだ鳴かない。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
磯部
(
いそべ
)
の三景楼というは、
碓氷川
(
うすいがわ
)
の水声を聞くことも出来て、信州に居る時分よく遊びに行った温泉宿だ。
芽生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“碓氷川”の解説
碓氷川(うすいがわ)は、群馬県を流れる利根川水系の一級河川。
(出典:Wikipedia)
碓
漢検準1級
部首:⽯
13画
氷
常用漢字
小3
部首:⽔
5画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“碓氷”で始まる語句
碓氷
碓氷峠
碓氷嶺
碓氷社
碓氷越
碓氷郷
碓氷関
碓氷権現