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『春深く』
ふりがな文庫
『
春深く
(
はるふかく
)
』
嘗て磯部というところへ行ったことがある。——上州のあの温泉の…… 二十九の春とおぼえている。——駒形にまだいた時分だ。 みっともないから事の次第はいわない、とにかく、その時分、いまにして思えば空な話。——らちくちもない夢のような話をたよりに …
著者
久保田万太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「都新聞」1924(大正13)年5月2、3、6、7日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
冷
(
つ
)
冷
(
ひやや
)
空
(
くう
)
嘗
(
かつ
)
白痴
(
こけ
)
酷
(
ひど
)
俥
(
くるま
)
遠退
(
とおの
)
躑躅
(
つつじ
)
覿面
(
てきめん
)
罩
(
こ
)
纏
(
まと
)
磧
(
かわら
)
直
(
す
)
湯槽
(
ゆぶね
)
泪
(
なみだ
)
榛名
(
はるな
)
暫
(
しばら
)
料簡
(
りょうけん
)
拵
(
こしら
)
拘
(
かかわ
)
所詮
(
しょせん
)
展
(
ひら
)
室
(
へや
)
嫩葉
(
わかば
)
勿論
(
もちろん
)