硝子板がらすいた)” の例文
老紳士「鶏小屋へはよくいたちが来たり蛇が来たりしていけませんが何か防ぐ法がありますか」中川「鼬けには硝子板がらすいた鮑貝あわびかいのような光るものを ...
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
綱宗は籠居ろうきよのために意気をくじかれずにゐた。品川の屋敷の障子に、当時まだ珍しかつた硝子板がらすいた四百余枚をめさせたが、その大きいのは一枚七十両で買つたと云ふことである。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
つとに測る能わざるに至り、大に楽みをがれし心地せしが、今また暖炉のかたわらに、置ける電池凝結ぎょうけつして破壊し、ために発電するによしなく、また風雨計の要部をおおう所の硝子板がらすいた紛砕して