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破顔
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はがん
ふりがな文庫
“
破顔
(
はがん
)” の例文
旧字:
破顏
物は言はで
打笑
(
うちゑ
)
める富山の
腮
(
あぎと
)
は
愈
(
いよいよ
)
展
(
ひろが
)
れり。早くもその意を得てや
破顔
(
はがん
)
せる
主
(
あるじ
)
の目は、
薄
(
すすき
)
の
切疵
(
きりきず
)
の如くほとほと有か無きかになりぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「
莫迦
(
ばか
)
ッ。
折角
(
せっかく
)
の
訓辞
(
くんじ
)
が、
効目
(
ききめ
)
なしに、なっちまったじゃないか!」口のところへ持ってゆきかけた
盃
(
さかずき
)
を途中で停めて、長造は
破顔
(
はがん
)
した。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
平次はツイ
破顔
(
はがん
)
一笑します。まだ三十を越したばかり、にっこりするととんだ
愛嬌
(
あいきょう
)
のある平次の顔が、
脅
(
おび
)
え切った相手の男の心持を
和
(
やわ
)
らげたようでもあります。
銭形平次捕物控:141 二枚の小判
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
と思ふと、静かにうなづいて、やをら十吉の方へ眼ざしを向けると、
破顔
(
はがん
)
微笑した。……
灰色の眼の女
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
と、
破顔
(
はがん
)
して、自分のまえに立ちどまった者がある。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
獣医はいい眼つきで私を眺め、
破顔
(
はがん
)
一笑した。
犬の生活
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
と、課長は一郎の方を向いて
破顔
(
はがん
)
した。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
“破顔”で始まる語句
破顔微笑
破顔一笑
破顔大笑