“石鑿”の読み方と例文
読み方割合
いしのみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のみのようなやいばのついてゐる一寸いつすんぐらゐのちひさい石斧せきふもありますが、これは石斧せきふといふよりも、石鑿いしのみといつたほうてきしてゐるようにおもはれます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
作事小屋には、誰か仕事をしかけて置いてあるらしく、切石がいくつも転がって、石鑿いしのみなども放り出されてありました。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
石鑿いしのみを研ぐよ。二つ目の浜の石屋に頼まれての、今度建立さっしゃるという、地蔵様の石を削るわ。」
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)