石弥いしや)” の例文
奮然ふんぜんと、むこうからもむかってくるかと思ったがあんがい、グズグズとくじけてしまったので石弥いしやもあっ気にとられた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
石弥いしやが立ち、一同がちりかけると、そのとき、四十九けん長廊下ながろうかを、かけみだれてくる人々! 小谷おだにかたをまっ先に、つぼね侍女こしもとなど奥の者ばかり、めいめいさやをはらった薙刀なぎなたをかかえ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
石弥いしや、この修道士イルマンばばあを、おくのつぼねへつれていってやれ、間諜かんちょうでもないらしい」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)