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瞬
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また
ふりがな文庫
“
瞬
(
また
)” の例文
彼は闇の中で
瞬
(
また
)
たきをした。睡魔—敢えて此の場合「睡魔」と云う—が彼を見捨てようとして、足で彼の肩を蹴ったのだ。
扉は語らず:(又は二直線の延長に就て)
(新字新仮名)
/
小舟勝二
(著)
けれど十六
露里
(
ヴェルスト
)
の里程標も
瞬
(
また
)
たく間にとおり過ぎてしまったのに、村らしいものはいっこう眼につかなかった。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
なおもマジマジと大きな
瞬
(
また
)
たきを続けていたが、やがて何事かを警戒するように恐る恐る問い返した。
霊感!
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
蚊帳の外にある有明行灯の火がじじじと
瞬
(
また
)
たく、なに事もない、……いやそうじゃあない、廊下の隅のほうがぼうと明るくなった、青白い光がふわふわ揺れている。
風流化物屋敷
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
血管のようにくねくねと闇にはしるネオンサインを小さく
瞬
(
また
)
たかせながら垂れ
罩
(
こ
)
めていた。
蝕眠譜
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
▼ もっと見る
気がついて見ると真中に若い女が坐っている、右の
端
(
はじ
)
には男が立っているようだ。両方共どこかで見たようだなと考えるうち、
瞬
(
また
)
たくまにズッと近づいて余から五六間先ではたと
停
(
とま
)
る。
倫敦塔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
瞬
(
また
)
たけばまた
夜明
(
よあ
)
けて
わなゝき
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
“瞬”の意味
《名詞》
(めまぜ、めまじ)目配せ。
(めまじろぎ)瞬き。
(出典:Wiktionary)
瞬
常用漢字
中学
部首:⽬
18画
“瞬”を含む語句
瞬間
一瞬
瞬時
目瞬
一瞬時
一瞬間
数瞬
屡瞬
電瞬
眼瞬
転瞬
瞬刻
瞬転
三十七年如一瞬
転瞬倏忽
瞬隙
瞬間瞬間
瞬間的
瞬間前
二三度瞬
...