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瞠目
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だうもく
ふりがな文庫
“
瞠目
(
だうもく
)” の例文
これ実に
愕心
(
がくしん
)
瞠目
(
だうもく
)
すべき大変転也。歴史の女神は
嘗
(
かつ
)
て常に欧洲の天を往来して、
未
(
いま
)
だ
殆
(
ほと
)
んど東洋の地に人間あるを知らざりき。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
況
(
いはん
)
や僕の
手巾
(
ハンケチ
)
を貰へば、「処女として最も清く尊きものを差上げます。」と言ふ
春風万里
(
しゆんぷうばんり
)
の手紙をやである。僕の思はず
瞠目
(
だうもく
)
したのも偶然ではないと言はなければならぬ。
変遷その他
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
正宗院は
瞠目
(
だうもく
)
して言ふ所を知らなかつた。しかし客の去つた後、其淳樸を賞した。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
然れども僕は先生の言を少しも解すること
能
(
あた
)
はざりし故、唯
雷
(
かみなり
)
に打たれたる
唖
(
おし
)
の如く
瞠目
(
だうもく
)
して先生の顔を見守り居たり。先生も
亦
(
また
)
僕の
容子
(
ようす
)
に多少の疑惑を感ぜられしなるべし。
その頃の赤門生活
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
かう言ふ先生に
瞠目
(
だうもく
)
するものは必しも僕一人には限らないであらう。
文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
これは
水上滝太郎
(
みなかみたきたらう
)
君の「友はえらぶべし」の中の一節である。僕はこの一節を読んだ時に少しも
掛値
(
かけね
)
なしに
瞠目
(
だうもく
)
した。水上君の小説は必ずしも天下の女性の読者を
随喜
(
ずゐき
)
せしめるのに足るものではない。
変遷その他
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
瞠
漢検1級
部首:⽬
16画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“瞠”で始まる語句
瞠
瞠若
瞠視
瞠入
瞠然
瞠合