“真角”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
まっかく50.0%
まっかど25.0%
まつかく25.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“真角”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
寄って来る清葉の前を、真角まっかくに切って飛んでげた、赤熊の周章あわてた形は、見る見る日本橋のたもとへ小さくなって
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
行方ゆくえ不明になって、一ヶ月ばかり後、この事を思い出して、金庫の中から預ってある手箱を出し、三人立会の上、あけて見ると、中からは不思議な品がたった二つだけ出て参りました。一つは陽子殿へと札が付いて、柄の端が輪になって、先へ刀のように少し広くなり、四寸ばかり延びて真角まっかくに切れて居る、銅で作った古代支那の貨幣で、一つは浩一郎殿へと書いて、銀で作った、可愛らしい鍵です。
古銭の謎 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
あかりは水道尻のその瓦斯がすと、もう二ツ——一ツは、この二階から斜違はすっかいな、京町きょうまちの向う角の大きな青楼の三階の、真角まっかど一ツ目の小座敷の障子を二枚両方へ明放したうちに、青い、が、べっとりした蚊帳かやを釣って、行燈あんどうがある、それで。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あの透明な大きなはねを背負うた青い小娘の息のやうにふはふはした小さな虫が、漆黒しつこくなぴかぴかした多少怪奇な形をそなへた帽子の真角まつかくなかどの上へ、頼りなげに併しはつきりととまつて、その角の表面をそれの線に沿うてのろのろとつて行く……。