“癩坊主”の読み方と例文
読み方割合
かったいぼうず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
癩坊主かったいぼうずが、ねだり言をうけごうて、千金の釵を棄てられた。その心操こころばえに感じて、些細ささいながら、礼心にと内証の事を申す。貴女あなた、雨乞をなさるがい。——天の時、地の利、人の和、まさしく時節じゃ。
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
癩坊主かったいぼうずが、ねだりごとうけごうて、千金せんきんかんざしてられた。其の心操こころばえに感じて、些細ささいながら、礼心れいごころ内証ないしょうの事を申す。貴女あなた雨乞あまごいをなさるがい。——てんの時、の利、ひとの和、まさしく時節じせつぢや。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)