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痴児
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ちじ
ふりがな文庫
“
痴児
(
ちじ
)” の例文
狷介
(
けんかい
)
不覊
(
ふき
)
なところがある。酒を飲めば、大気豪放、世の英雄をも
痴児
(
ちじ
)
のごとくに云い、一代の風雲児をも、野心家の
曲者
(
しれもの
)
のごとく
誹
(
そし
)
る。
剣の四君子:05 小野忠明
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
常磐——という
一言
(
ひとこと
)
を聞くだけでも、彼の血、皮膚、髪は恋しさにおののき
疼
(
うず
)
いた。その胸の中のものを公朝に指されたとたんに、彼は何の
見得
(
みえ
)
もない一個の
痴児
(
ちじ
)
となって
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
(この
痴児
(
ちじ
)
、今の乱世に生れて、どうして国を持って、生きてゆけるだろうか?)
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「いっその事、
天譴
(
てんけん
)
があらわれて、こんな
痴児
(
ちじ
)
はみな、
海嘯
(
つなみ
)
に
攫
(
さら
)
われてしまえ」
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
痴
常用漢字
中学
部首:⽧
13画
児
常用漢字
小4
部首:⼉
7画
“痴”で始まる語句
痴
痴呆
痴漢
痴者
痴人
痴情
痴愚
痴話
痴戯
痴態