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痙攣
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ひきつけ
ふりがな文庫
“
痙攣
(
ひきつけ
)” の例文
不圖したら今日締切後に宣告するかも知れぬ、と云ふ疑ひが電の樣に心を刺した、其顏面には例の
痙攣
(
ひきつけ
)
が起つてピクピク
顫
(
ふる
)
へて居た。
病院の窓
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
激しい
痙攣
(
ひきつけ
)
、大なる叫び声をもって穢れし霊はその人から出ていった、というのであります(一の二五、二六)。
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
そして今一つ困つたのは、そんな日に限つて、
可愛
(
かあい
)
い子供が
痙攣
(
ひきつけ
)
をおこしたり、腹を痛めたりしてゐた事で、これには契月氏も全く弱らされてしまつた。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
大人
(
おとな
)
の思想がくるくると渦まきをした、ある混み入つた思想のぢれんまが大人の心を
痙攣
(
ひきつけ
)
させた。
月に吠える:02 月に吠える
(新字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
昨晩私のそばにいた貴婦人がひとり急に
痙攣
(
ひきつけ
)
ちゃって、大騒ぎでしたの。そのかたも喜劇を
エレオノラ・デュウゼ
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
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まるで、こんがら童子が
痙攣
(
ひきつけ
)
たような顔をしていきり立つのを、顎十郎は相手にもせず
顎十郎捕物帳:12 咸臨丸受取
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
寝入らうとする哲学者の口を裂いて、その軟かい長い舌を引出して燃立つ焼け火箸を恐ろしい勢ひで舌にさし付けるのだ……焼けて血が口に満つと塩辛い血の味がする。ぴり/\と顎の所々が
痙攣
(
ひきつけ
)
る。
死線を越えて:01 死線を越えて
(新字旧仮名)
/
賀川豊彦
(著)
ひつ捉へ、振り廻し、
痙攣
(
ひきつけ
)
はじめしその五体
ランボオ詩集≪学校時代の詩≫
(新字旧仮名)
/
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
(著)
不図したら今日締切後に宣告するかも知れぬ、と云ふ疑ひが
電
(
いなづま
)
の様に心を刺した。其顔面には例の
痙攣
(
ひきつけ
)
が起つてピクピク顫へて居た。
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
その人はひどい
痙攣
(
ひきつけ
)
をした後に癒されたのであった(一の二五、二六)。
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
渠は腕組をして、一向に他の事を思ふまいと、詩の事許りに心を集めて居たが、それでも時々、ピクリピクリと
痙攣
(
ひきつけ
)
が顏に現れる。
病院の窓
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
渠は腕組をして、
一向
(
ひたすら
)
に他の事を思ふまいと、詩の事許りに心を集めて居たが、それでも時々、ピクリピクリと
痙攣
(
ひきつけ
)
が顔に現れる。
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
恁
(
かく
)
許り悠然した心地は渠の平生に全くない事であつた。顏には例の
痙攣
(
ひきつけ
)
も起つて居ない。
病院の窓
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
渠
(
かれ
)
は唯唸る様な声を出しただけで、チラと女の顔を見たつきり、凄じい勢ひで
戸外
(
おもて
)
へ出て了つた。落着かない眼が一層恐ろしくギラギラして、赤黒く脂ぎつた顔が例の烈しい
痙攣
(
ひきつけ
)
を起して居る。
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
“痙攣”の意味
《名詞》
痙攣(けいれん)
筋肉が収縮してひきつること。
(出典:Wiktionary)
“痙攣”の解説
痙攣(𫞬挛、けいれん、convulsion)とは、不随意に筋肉が激しく収縮することによって起こる発作。痙攣のパターンは多種多様であるが、大きく全身性の場合と体の一部分である場合とに分けることができる。
痙攣を新規に発症した場合には、医療機関を受診することが重要である。
(出典:Wikipedia)
痙
漢検1級
部首:⽧
12画
攣
漢検1級
部首:⼿
23画
“痙攣”で始まる語句
痙攣的
痙攣性
痙攣風